廃材の受け入れ・回収からリサイクルまで

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山を守り、森林を活かす環境事業

当社の原点である山林事業・・・。以前は木材を伐採・植付け・下刈り・除伐・枝打ち・間伐という作業を通じて山林を育て、その木材を製材し採算事業として充分に成り立っていましたが、今では事業としての収益性を確保する事が難しくなっています。
現在当社では伐採・製材の事業は行っていませんが、間伐を継続し森林をしっかりと整備する事を通じて、国土の保全・水源のかん養・自然環境の保全・保健休養の場の提供・林産物の提供等々という重要な役割を果たしています。今後は地球温暖化の原因となっているCO2の大きな吸収源である森林の育成という大切な役割をも担います。
この様に、環境に配慮した森林管理を行い、森林保護と経営を両立させるという目標のもとに、平成18年6月に「緑の循環認証会議(SGEC/31-21-1441)」の森林認証を取得しました。持続可能な森林経営を目指して、間伐材の再利用・再生の事業化も検討中です。

当社所有の主な山林

和歌山県東牟婁郡古座川町:計約320ヘクタール
(平成18年6月:森林認証取得)
奈良県吉野郡十津川村:約1,270ヘクタール
(平成16年7月:大峯奥駈道が世界遺産に登録・平成18年6月:森林認証取得)

世界遺産登録の貢献

紀伊山地は神話の時代から神々が鎮まる特別な地域として考えられ、自然を神格化する自然信仰を育んできました。山岳修行の場として、「大峯・吉野」「熊野三山」「高野山」の三つの「山岳霊場」とそこに至る「参詣道」(巡礼道)・・・「大峯奥駈道」「熊野参詣道」「高野山町石道」が形成されました。

釈迦の水:商標登録第4887475号(2005年8月登録)

当社が所有する奈良県吉野郡十津川村の旭山林「釈迦が岳」中腹より涌き水が湧出しています。この付近は、自然と神秘が融合した「紀伊山地の霊場と参詣道」の一つ「大峯奥駈道」(おおみねおくがけみち)として世界遺産に指定されました。(平成16年7月登録。)また、平成18年6月には「緑の循環認証会議(SGEC/31-21-1441)」の認証森林として認証されました。
かつて、当社がこの付近で山林の切り出しを行っていた頃は、この涌き水を作業員の飲料水として使用していました。そして簡易な水力発電をも行なっていた程の水量であり、勿論、天然水なので飲料水として最適で、何度も水質検査を行なっていますが、「飲料水に適する」との公的判定を受けています。大変美味しい「天然水」です。