TRC(つくばウッドリサイクルセンター)
平成10年10月茨城県つくば市にTRC(つくばウッドリサイクルセンター)を開設。平成11年6月には産業廃棄物処分業を取得し、廃木材を受入れて破砕し最新の設備で異物を除去・精選することによりパーティクルボード用原料チップとして関係会社の日本ノボパン工業株式会社へ供給しています。受入れた木くずは焼却せずに建築資材、家具木工材料として再生されており(マテリアルリサイクル)、環境問題、地球温暖化問題が叫ばれる今日、もっとも有効的なリサイクルの方法と考えられます。平成15年11月、木くずの破砕処理に関する一般廃棄物処理施設の許可を取得し(茨城県)、併せて一般廃棄物処理業(つくば市)を取得。
また、近隣環境への配慮から、チップ飛散及び流出防止の対策に全力で取り組んでいます。
平成15年11月には敷地周辺に高さ9mの防塵壁を建設、平成19年5月にはチップヤードを覆うテントハウス(12m高、753坪)が完成。チップ積込業務も室内にて行っております。
・産業廃棄物処理業許可番号:00821061848
・一般廃棄物処理業許可番号:11087
・木くず破砕処理能力:20トン⁄時(160トン⁄日)
・燃料チップ精選能力:5,000トン⁄月
・敷地面積:13,223m2(4,001坪)
・建屋面積:3,850m2(1,165坪)
廃材がチップに生まれ変わるまで
搬入・受け入れ
廃木材を積んだトラックは最初にこちらで計測します。
まず、荷物を満載したままで計量し、荷物を下ろし再度計算し、その差を実重量としています。
破砕機
重機で木くずをコンベアに移し破砕機へ投入していきます。持ち込まれた廃材は、ここで細かく砕かれます。
磁力選別機
木材についていた釘などの鉄屑を磁石で取り除きます。
取り除いた鉄屑(毎日ドラム缶数個分)は近隣の鉄工所でリサイクルします。
風力選別機
比重差を利用した風力選別機です。ビニールなどの軽量異物と小石などの比重が重く小さい物を除去します。
金属検出機
金属が混入していないか、この機械で調べます。アルミ、ステンレスなどの非鉄金属を含むチップは検出後除去し、再選別したチップは燃料用となります。
原料用チップ
パーティクルボード用チップの出来上がりです。
※旋回スクリーンの細かい網を抜けたオガ粉は主に豚舎の敷料として出荷しています。
※自動選別された除去品もサーマルリサイクル用の燃料チップとして出荷しています。
チップ搬出
パーティクルボード用の原料チップは日本ノボパン工業株式会社つくば工場へ運ばれていき、パーティクルボードとして製品に生まれ変わります。
廃材受け入れについてのお問い合わせは
つくばウッドリサイクルセンター(TWRC)
担当:伊藤、山口まで
●受入時間:午前8時~午後5時 ●休業日:日曜日、祭日
※廃材の搬入につきましては、必ずお電話のうえこちらをご覧ください。